井上尚弥選手の次戦の対戦相手、ルイス・ネリってどんな選手?悪童と呼ばれる理由は?

井上尚弥 次戦 対戦相手

スーパーバンダム級で4団体統一王者となった井上尚弥選手の次の対戦相手が決定しました。

今年の5月に東京ドームでの開催が計画されており、実現すると「タイソンvsダグラス」戦以来の約34年ぶり東京ドーム開催となり、日本人として初のメインイベンターとなります。

対戦相手は悪童と呼ばれる問題児のルイス・ネリ選手。

ルイス・ネリ選手は現在、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限での日本国内での活動停止処分を受けています。

今回の記事では、井上尚弥選手の次戦の相手ルイス・ネリ選手はどんな選手なのか?悪童と呼ばれる理由、日本開催が可能になった理由などについて詳しく解説していきたいと思います。

プロフィール

まずは対戦する2人のプロフィールから見ていきたいと思います。

井上尚弥選手のプロフィール

  • 名前:井上尚弥(いのうえ なおや)
  • 生年月日:1993年4月10日
  • 年齢:30歳(2024年1月現在)
  • 出身地:神奈川県座間市
  • 戦績:26戦26勝(23KO)
  • プロ転向:2012年7月
  • 身長:164.5cm

2014年4月、当時の国内最速となる6戦目での世界王座(WBCライトフライ級)を奪取した井上尚弥選手は

12月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、当時史上最速8戦目で2階級制覇を達成しました。

2018年5月にはWBA世界バンダム級王座を獲得し、当時国内最速となる16戦目で3階級制覇を達成し、2019年5月にはWBA、IBF世界バンダム級王者、同じ年の11月にはWBSSバンダム級トーナメントで優勝しました。

2022年6月にWCバンダム級王座を獲得し、同じ年の12月にWBOバンダム級王座を獲得、アジア・日本人初の4団体統一を成功させました。

昨年2023年7月には、現在の階級となるスーパーバンダム級に階級を上げた初戦でWBC・WBO世界スーパーバンダム級王者となり、12月にはテレンス・クロフォード(米国)以来となる史上2人目の2階級4団体統一を達成しました。

ルイス・ネリ選手のプロフィール

  • 名前:ルイス・エステバン・ネリ・エルナンデス(Luis Esteban Nery Hernández)
  • 生年月日:1994年12月12日
  • 年齢:29歳(2024年1月現在)
  • 出身地:ティファナ(メキシコ)
  • 戦績:35戦34勝(27KO)1敗
  • 身長:165cm

2017年8月に山中慎介さんに勝ちWBC世界バンダム級タイトルを獲得するもドーピング疑惑により、翌年の再戦時には体重超過により王座をはく奪される。

2020年9月にWBCスーパーバンダム級王座を獲得し二階級制覇を達成するが、翌2021年5月のWBA・WBC世界スーパーバンダム級王座統一戦に敗れて王座陥落。

日本でも「悪童」と呼ばれるボクサーとしてかなり有名な選手です。

禁止薬物の使用や体重超過を繰り返すなど問題だらけの選手でとにかく悪いイメージがあるルイス・ネリ選手ですが、それでもプロとして試合が組まれているのは、間違いない実力がある選手であることは間違いなさそうです。

ルイス・ネリ選手が悪童と呼ばれる理由

ルイス・ネリ画像引用元:THE ANSER

「悪童」と呼ばれるルイス・ネリ選手は、日本開催の試合で2度に渡る問題を起こし、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限で資格停止処分を受け、日本で試合をすることができなくなりました。

しかし、それに懲りる事もなく問題を起こし続けたルイス・ネリ選手は日本のファンにとってはとても苛立たせる存在です。

ルイス・ネリ選手が起こした問題は山中慎介さんとの試合によるものです。

ドーピング疑惑問題

2017年7月に当時WBC世界バンダム級王座を12度防衛していた山中慎介さんへの挑戦者としてルイス・ネリ選手は日本での試合を行いました。

山中慎介さんが勝てば具志堅用高さんが持つ最多防衛記録に並ぶ試合という事で注目が集まっていましたが、第4ラウンドにネリ選手の猛攻で無念のTKO負けとなります。

しかし、1週間後に帰国したメキシコでWBCからのドーピング検査で禁止薬物の陽性反応が出たました。

その後、意図的摂取の証拠がないなどを理由に二転三転した結果、試合を無効試合とし2人の再戦が決定しました。

体重超過問題

2018年3月、再戦となったWBCバンダム級タイトルマッチの計量において、ルイス・ネリ選手はバンダム級リミット53.5kgから2.3kgもオーバーする55.8kgで計量をクリアすることができませんでした。

55.8kgは1階級上のスーパーバンダム級のリミット55.3kgも上回る重さで、初めからクリアする気がない体重超過に非難が集まりました。

2時間後の再軽量でも54.8kgと1.0kgしか落とすことができなかったネリ選手は王座はく奪が決定、試合は2回TKO負けを喫した山中慎介さんが引退をするという悔しい一戦となりました。

山中慎介さんは試合前に相手をリスペクトし挑発することもなく、この試合にかけて体を作ってきました。それに対してルイス・ネリ選手の体重超過はボクシングを冒涜するかの悪行でした。

体重超過による試合中止

山中慎介さんとの試合で王座をはく奪され、日本での試合ができなくなり少しは反省したのかと思った矢先、エマヌエル・ロドリゲス選手(プエルトリコ)とのWBCバンダム級タイトルマッチ前日の計量でまたも体重オーバーを起こし失格になりました。

対戦相手のロドリゲス選手との条件が折り合わず試合は中止になりました。

細かく階級があるボクシングにおいて、体重超過は一歩間違えれば大きな事故になりかねません。これまで試合の準備をしていた方々の事を考えながらも苦渋の決断をしたロドリゲス選手を思うと、ネリ選手の度重なる行動は許されるものではありませんね。

まったく反省の色がないルイス・ネリ選手

山中慎介さんの試合後、日本のファンからは怒号や罵声も飛び交いましたが、本人は“敵地によくあるブーイング”ぐらいにしか感じてないようで、「日本人の親切な対応が好きなので、これからもこの国で戦いたい」と希望するなど開いた口がふさがらない言動ですね。

また体重を落とせなかった理由についても、軽量前日に最終調整をしているのかと思えば、冷蔵庫にあったエナジードリンクを飲み干すなど、まったくプロとしての意識に欠けるルイス・ネリ選手に担当トレーナーの名匠フレディ・ローチさんもあきれていました。

自分の起こしてきた問題に対しても悪びれることもなく、相手を挑発する言動の多いルイス・ネリ選手はまさに悪童と呼ばれる選手で、日本のファンからすると井上尚弥選手に圧倒的な勝ち方を望んでいる一戦になることは間違いないでしょう。

JBCからの活動停止処分中のルイス・ネリ選手が日本で試合ができる理由

現在、ルイス・ネリ選手は山中慎介さんとの2度の対戦で、ドーピング検査による違法薬物の検出、体重超過による王座はく奪によるペナルティーとして、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限資格停止処分を受けています。

本来であれば、日本開催での試合をすることはできず、井上尚弥選手と試合をする場合は別の国で開催された試合でしか対戦することができないと言われてきました。

試合が決定した現時点でもまだ資格停止処分は解かれていませんが、一般的に無期限資格停止は3年、資格取り消し処分は5年経てば資格申請が可能だそうです。

恐らく今後このプロセスを踏んで、審査委員会の方で最終的に解除という流れになるのではないでしょうか?

「無期限」という言葉が付いている割には3年や5年で解除申請ができるなんて、ちょっと制度としては甘いような気がしますね。

山中慎介という1人のボクサーの選手生命をルール違反で奪った選手なので、永久追放的に日本での試合を禁じるぐらいの姿勢を見せてほしいところです。

昨年のJBC規定改定で、処分開始日から無期限は3年、取り消しは5年が経過すれば再申請が可能となった。ネリの場合は無期限のため、3年が経過していれば再申請が可能。ネリ本人やプロモーターらから日本での活動許可の申し出があれば、資格審査委員会で協議される流れとなる。

引用:日刊スポーツ

井上尚弥選手はルイス・ネリ選手に勝てる?

ルイス・ネリ選手の戦績は35戦34勝(27KO)1敗と成績もさることながら、実力も認められています。

ただ、現時点で井上尚弥選手が試合をすれば大方の予想としては井上尚弥選手のKO勝ちを予想される方が多いようです。

日本人として2度の対戦をしている山中慎介さんも「レベルが違う」とコメントを残しています。

日本のボクシングファンはネリとの対戦を一番見たいはずだ。私が2度負けた相手だが、はっきり言って尚弥とはレベルが違う。パンチの回転は速いが、粗さがある。ディフェンス能力も高くない。むしろタパレスよりスキの多い選手だと思う。そのタパレスはアフマダリエフに勝って尚弥との対戦が実現した。やはり、尚弥の実力は抜けている気がする。(元WBC世界バンタム級王者・山中 慎介)

引用:スポーツ報知

ただし、これはあくまでもルイス・ネリ選手が普通に試合をしたと想定しての事でしょう。

過去の数々の問題を見ても反省の色が一切ない悪童ルイス・ネリ選手ですから、何らかしら問題を起こす可能性も・・・

世界中が注目する一戦ですから、ネリ選手もドーピングや体重超過などといった問題を起こさず正々堂々と勝負をしてほしいところです。

そして、万が一何らかしら違反が判明した場合には、試合を楽しみにしているたくさんのファンがいて東京ドーム開催という事もありますが、場合によっては試合を中止する決断を井上尚弥選手にはしてほしいですね。

事前に何らかの取決めをしっかりする事も絶対に必要だと思います!なにせ相手はあの悪童ネリ選手ですから・・・。

ボクシングの体重超過は危険ですし、選手生命が奪われる可能性もありますから、このようなところで選手寿命を縮めるようなことはしてほしくはないですね。

世間の声

当然ですが、日本のファンからにとっては圧倒的な強さで憎っくきルイス・ネリ選手に勝利する井上尚弥選手のファイトが見たいところですよね!

そして同時にルイス・ネリ選手とは交わってほしくなかったという意見もとても多いです。

まとめ

以上が、井上尚弥選手の次戦の相手ルイス・ネリ選手について詳しく解説してきました。最後に簡単にまとめてみたいと思います。

  • ルイス・ネリ選手は過去にドービング疑惑や体重超過を繰り返し「悪童」と呼ばれる問題児
  • ルイス・ネリ選手が日本で試合ができるのは昨年JBCの規定が改定されたため
  • 普通に試合をすれば井上尚弥選手がルイス・ネリ選手に勝つ可能性が高い
  • 世間の声としては井上尚弥選手の圧倒的勝利とネリ選手とは試合をしてほしくない意見が多い

以前より話題となっていた「井上尚弥vsルイス・ネリ」が実現することになりました。

普通に試合をするのであれば当然見たいカードであることは間違いないのですが、あくまで「普通」に試合をする事が前提ですね。

日本の宝でありボクシング界の宝である井上尚弥選手の勝利を期待するとともに、ルイス・ネリ選手にもしっかりとルールを守って試合に臨んでほしいですね。