日本が誇るメジャーリーガー大谷翔平選手。
2023年のシーズンでは日本人選手、アジア人選手としてもMLB初のホームラン王に輝き、投手では10勝5敗、防御率3.14の好成績。投打二刀流の大活躍で、一昨年に続く2度目のMVPも確実視されている世界のスーパースターへと成長しました。
そんな大活躍の大谷翔平選手だけに、現在の年俸、今後の年俸など誰もが気になるところですよね。
この記事では来シーズン以降の年俸予測、怪我による契約への影響は?今季までの年俸の推移やスポンサー収入について、詳しく解説していきたいと思います。
目次
2024年以降の年俸予測
この投稿をInstagramで見る
MLBで6年目のシーズンを終えた大谷翔平選手。今オフにフリーエージェント(FA)となる二刀流のスーパースターを獲得に動く球団の激しい争奪戦が始まっています。
大谷の動向に注目が集まる中、二刀流としての価値は約110億円とも言われています。
二刀流としてのフィールド上での価値は7600万ドル(約110億円)と見られており、29歳である大谷は少なくとも10年契約が見込まれる。すると契約金は前代未聞の7.6億ドル(約1110億円)の計算だ。仮に12年の契約となると、10億ドル(約1450億円)を超える契約金となる。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/73c5464a9af5be49835ac9c0fcffb2ce5d523e42
2024年の年俸は約64億円
では実際にどれぐらいの年俸など契約金の総額予測はいくらになるでしょう?
契約年数や諸条件によって変動はありますが、平均的な数字として、来シーズン以降の年俸は約64億円と言われています。
◆5億ドル(約675億円)未満=6人
◆5億ドル~5億4900万ドル(約741億円)=14人
◆5億5000万ドル(約743億円)以上=6人
最低は4年2億4000万ドル(約324億円)で最高は11年6億500万ドル(約817億円)だった。
26の回答のうち、契約期間が短い3つは特殊な契約を示唆するため、その他の23回答に絞ると、平均契約年数は11年、平均総額は5億2430万ドル(約708億円)で、平均年俸は4750万ドル(約64億1000万円)となる。
引用:https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202305090001153.html
日本人の28歳の平均年収が420万円ぐらいと言われていますので、年俸64億円という金額は想像もつかない金額です。しかもスポンサー収入等を含まれない金額ですから大谷翔平選手の野球選手としての価値は計り知れないものがありますね。
東海岸のチームもOKなら史上最高750億円超え確実
大谷翔平選手は西海岸のチームで中規模都市を拠点とするチームを望んでいると言われていますが、仮に東海岸のチームも視野に入れた場合は史上最高額の750億円超えも確実と言われています。
金満球団のヤンキースやメッツ、ヤンキースのライバルでチームを再建中のレッドソックスなどが大谷の選択肢に入るのであれば、史上最高額の5億ドル(約750億円)超えは確実、中には6億ドル(約890億円)との予想もある大谷の市場価値はグンと上がることになる。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f2da49254f02e4c2b727a5b9221ddc9202fdea
一部では約890億円という予想もあるだけに、野球での活躍だけでなく、収入の部分でも過去の記録を更新していくことは間違いないでしょう。
総収入は125億円の可能性も
現在年俸以外に、13社とのパートナーシップ契約がある大谷翔平選手ですが、2024年の総収入額は125億円にのぼると予測されています。
米経済誌「フォーブス」は2023年の大リーグ選手総年収ランキングトップ10を発表。エンゼルスの大谷翔平投手(28)が、総年収6500万ドル(約85億円)で堂々のメジャートップに躍り出た。しかし、大谷にとってはこれも通過点。フリーエージェント(FA)となる今オフに超大型契約が実現すれば総収入は9500万ドル(約125億円)に達し、世界のアスリートでトップ5入りを果たす可能性もあるのだ。
引用:https://www.zakzak.co.jp/article/20230329-H3XV5VFNPBPLTEOUWNH3BI7EU4/
ちなみに22年のフォーブスによる世界のアスリート総収入TOP5は次の通りです。
1位:リオネル・メッシ(サッカー)1億3,000万ドル(7,500万ドル+5,500万ドル)
2位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール)1億2,120万ドル(4,120万ドル+8,000万ドル) 3位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー)1億1,500万ドル(6,000万ドル+5,500万ドル) 4位:ネイマール(サッカー)9,500万ドル(7,000万ドル+2,500万ドル) 5位:ステファン・カリー(バスケットボール)9,280万ドル(4,580万ドル+4,700万ドル) |
そうそうたる世界のアスリートの中に大谷翔平選手がいよいよランクインする日が近づいてきています。本当にすごいですね!
怪我の影響は?
大谷翔平選手は今シーズン、8月23日が最後の先発登板となり、登板した試合でも速球が伸びず緊急降板しました。
その後の検査で右肘じん帯の損傷が判明し、残り試合は打者に専念して試合に出場しましたが、9月4日の試合前の打撃練習で右わき腹に張りを訴えスタメン出場を取りやめ、メジャー6年目のシーズンを終了しました。
9月19日には2度目の右ひじ手術を行い、来シーズンは打者のみでの復帰、投手としては2025年復帰を目指しています。
エンゼルス大谷翔平投手(29)が19日(日本時間20日)に2度目の右肘手術を受けた。前回18年10月の手術で移植した腱(けん)の修復と同時に、新たに自分の別の腱を移植し、そこに人工靭帯(じんたい)で補強するハイブリッド手術を行ったとみられる。人工靭帯は「インターナルブレース」という手法で、重ねるように用いられる。
引用:https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202309220000784.html
来シーズン投手として登板する事はほぼ不可能な状況の中で、打者としての評価しかされない事から年俸が下がるのではないかという意見も多くみられますが、現時点で打者としてのみの評価でも年棒が安いという意見も多く、上げ幅が減る事はあっても年俸が下がることはないのではないかと思われます。
既に大谷翔平選手がMLBでやっている事は今までの常識を覆すことであり、野球の神様でもあるベーブ・ルースが引き合いに出される領域でプレーをしています。
プレー以外の部分でも十分に集客できる人気のスター選手ですので、球団によっては年俸提示額を下げてくるところも出てくる可能性はありますが、怪我による年俸への影響は一部ではないでしょうか?
9月19日に右肘靱帯(じんたい)の修復手術を行い、無事成功。どんな術式かは全くわかりませんが、執刀医は打者として2024年開幕からの出場と25年シーズン中に投手としての復活に太鼓判を押しています。24年は二刀流が封印されますが、FA市場での大谷の価値と注目度は変わらないので、争奪戦になります。
大谷翔平選手のスポンサー収入がすごい!
次に、大谷翔平選手のスポンサー契約について詳しく見ていきたいと思います。
グラウンドでの活躍はもちろん、爽やかでルックスもイメージも抜群の好青年をスポンサー企業が放っておくわけがありませんよね。
スポンサー契約13社での収入額は?
この投稿をInstagramで見る
大谷選手が現在契約しているスポンサー企業は全部で13社となります。
大谷翔平選手のスポンサー契約企業
|
スポンサー企業ごとの契約内容については公開されていませんが、少なくても約46億円弱と試算されています。
これはMLBの他の選手と比べてもグランド外での収入は群を抜いています。
総収入85億円はMLB史上最高額
2023年の総収入額は約85.1億円(年俸約39.3億円+スポンサー合計約45.8億円)で、MLB歴代最高額となっています。
今期ホームラン王を獲得したことで、アメリカ企業を始めさらに契約企業は増え、年俸だけでなくスポンサー収入もUPすることは間違いないでしょう。
米経済誌フォーブス(電子版)が27日に発表した米大リーグ選手の今季の総収入ランキングで、エンゼルスの大谷翔平が6500万ドル(約85億1500万円)で1位となった。メジャーでの歴代最高額で、今季年俸の3千万ドル(約39億3千万円)に加え、グラウンド外で少なくとも3500万ドル(約45億8500万円)を稼ぐと試算された。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOKC282PA0Y3A320C2000000/
大谷翔平選手の2023年の年俸は約39億円
大谷翔平選手の2023年の年俸は約39億円となりますが、約42億円という記事もみられます。これはその時の為替レートによって換算されたものにより差額が発生しているものです。
日本人MLB選手年棒ランキング
それでは、歴代の日本人メジャーリーガーの最高年俸ランキングを見ててみましょう。

引用:日刊スポーツ
画像は2022年現在の歴代最高年俸順位となっていますが、2023年現在では今シーズン大谷翔平選手は3,000万ドルで契約を合意していますので、ダルビッシュ有選手を抜いて歴代日本人トップとなっています。
2023年MLB高額年俸ランキング
次に、今季のMLBの年棒ランキングを見てみましょう。
1位:ジャスティン・バーランダー(アストロズ)4,333万3,333ドル(約62億8,300万円)
1位:マックス・シャーザー(レンジャーズ)4,333万3,333ドル(約62億8,300万円) 3位:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)4,000万ドル(約58億円) 4位:アンソニー・レンドン(エンゼルス)3,857万1,428ドル(約55億9,300万円) 5位:マイク・トラウト(エンゼルス)3,771万6,666ドル(約53億8,200万円) |
引用:Yahoo!ニュース
大谷翔平選手の来期年俸予測が、4,750万ドル(約64億1,000万円)となっていますので、年俸ランキングでもMLBトップになる可能性が高いですね。
過去の年棒推移
2024年はMLB最高年俸の可能性も高い大谷翔平選手ですが、過去の年俸推移を見ていきたいと思います。
シーズン | 年棒(日本円) | 年棒(米ドル) | チーム名 |
2013年 | 1,500万円 | 日本ハム | |
2014年 | 3,000万円 | 日本ハム | |
2015年 | 1億円 | 日本ハム | |
2016年 | 2億円 | 日本ハム | |
2017年 | 2億7,000万円 | 日本ハム | |
2018年 | 約5,720万円 | 54万5,000ドル | エンゼルス |
2019年 | 約6,825万円 | 65万ドル | エンゼルス |
2020年 | 約7,350万円 | 70万ドル | エンゼルス |
2021年 | 約3億3,000万円 | 300万ドル | エンゼルス |
2022年 | 約7億2,000万円 | 550万ドル | エンゼルス |
2023年 | 約39億円 | 3,000万ドル | エンゼルス |
引用:日刊スポーツ
日本球界で投打二刀流の活躍により日本ハム時代の最高年俸2.7億円まで上がったにも関わらず、MLBに移籍してからは急激に年俸が下がっています。
その理由はMLB選手の労使協定によるマイナー契約が原因となっています。
MLBでの年俸が安い理由
2016年の秋頃に新労使協定が結ばれました。その労使協定では外国人選手が「メジャーリーガー扱いなる条件」として、次のように定められています。
- 年齢が25歳以上
- プロ経験が6年以上
この条件を満たない場合はアマチュア選手扱いとなり年棒も54.5万ドルまでとなっています。
2017年当時、メジャー挑戦を表明した大谷翔平選手は、年齢が23歳で日本球界で5年しかプロ経験がありませんでしたので、メジャー昇格しても契約内容はアマチュア契約扱いだったのです。
MLB挑戦をあと2年まてば25歳でプロ経験7年となり、大型契約の可能性も高かったのですが、大谷翔平選手にとっては年俸額よりもMLBに挑戦する方が価値が高かったのでしょうね。
大谷翔平がメジャー挑戦を表明した昨秋、私を含めた何人かの記者が「あと2年経てば、2億ドル近い大金を手にすることができるのに、なぜ今、メジャーに来るのか?」というようなことを書いた。
当然だ。なぜなら、2016年に締結された現行の労使協定には「25歳未満の外国出身の選手はアマチュアとみなされメジャー契約してはならない」という不可解な項目があったからだ。
年俸調停とは?
MLBでは、メジャーでの経験が3年以上6年未満の選手にフリーエージェント(FA)権獲得前に年俸調停の権利が与えられています。2年目までは、定められて下限以上であれば球団が一方的に年俸を決定することができます。
年俸調停の権利とは、球団が提示する年棒に対して異論を唱えることができる権利となります。
年俸調整では、球団と選手が希望額を出し合い、第三者の調停官がどちらの年俸額に決めるかといった仕組みとなります。
大谷翔平選手は、年俸調整権により、希望額を球団と交渉する事もできましたが、2023年の年俸について年俸調停を回避しています。
恐らく、年俸調停が長期化した場合に、2023年の3月に開催されたWBCに向けてのトレーニングに集中できなくなる可能性があったことから、球団が提示した希望額である3,000万ドルを受け入れたと言われています。
どこまでも野球に対してストイックな大谷翔平選手らしいですね。
世間の声
大谷翔平は過去150年近い歴史のMLBで誰も成し得なかった前代未聞のことをしている。
分業が当たり前という野球界での常識を覆し、二つ以上の異なる分野において、高いレベルで業務を遂行出来るという意味で一流のビジネスマンでもある。
其々の現最高年棒は約50億なので野球だけで100億の価値はある。 https://t.co/gdrjLVwX1k— Travel (@Travel_YouTube) October 12, 2023
今季の成績から行けば大谷さんの年棒は
40億円では限りなく安いらしいです。
今季終了後にFAを迎える大谷さんは
いったいどの球団とどんな契約をするか
非常に目が離せません‼️#大谷翔平#ShoheiOhtani https://t.co/jVsi8bKBnC— 翔 (@kawauso_0525) September 29, 2023
大谷翔平、年棒43.4億円でメジャー新記録!エンゼルス残留が公式発表!「これでも安すぎる」【海外の反応】 https://t.co/QM1KDTg6J9 @YouTubeより
— KE NIK (@SAO1357913579) October 2, 2022
まとめ
以上が、大谷選手の年俸の予測について詳しく説明してきました。最後に簡単にまとめてみます。
- 大谷翔平の来季年俸は約64億円の予想
- ML選手の中でも最高年俸の可能性が高い
- スポンサー収入込みの総収入は125億円
- スポンサー13社での収入額は約65億円
- 総収入額でもMLB最高額
以上が本記事の内容となります。
来シーズンは打者のみの出場となると思いますが、2年連続ホームラン王、そしてMVP獲得と、大谷翔平選手の更なる活躍を期待しましょう!!