エンゼルスの大谷翔平選手が11月2日に正式なフリーエージェントとなりました。
今や世界中の注目の的となっている大谷翔平選手ですが、連日のようにどのチームに移籍するのか、年俸総額はいくらで契約するのか?と話題になっています。
今シーズンは日本人選手初のホームラン王にも輝き、投手と合わせて二刀流の大活躍でした。
現在、移籍候補先として有力なのがロサンゼルス・ドジャースと言われています。
この記事では、大谷翔平選手がどうしてドジャースに移籍する可能性が高いのか?エンゼルスに残留する可能性はあるのか?またドジャースとはどのようなチームなのかについて詳しく解説していきたいと思います。
目次
大谷翔平選手のFA交渉はいつから?
この投稿をInstagramで見る
まずはFA(フリーエージェント)を獲得した大谷翔平選手が各球団といつから交渉が始まるのかを解説していきたいと思います。
大谷翔平選手は11月2日にFAになりますが、そこから5日間についてはエンゼルスが独占交渉権を持っています。その後については他の球団も交渉が可能となり、総額5億ドル(約750億円)とも言われる大谷翔平選手争奪戦が幕を開けます。
エンゼルスが5日間の独占契約権を持っておりますが、恐らく提示されると見られる約2,032万ドル(約31億円)の単年契約については拒否すると思われますので、アメリカの東部時間6日午後5時(日本時間の7日午前7時)を過ぎると他球団との交渉がスタートします。
米東部時間6日午後5時(日本時間7日午前7時)まではエンゼルスに独占交渉権がある。球団は2032万5000ドル(約30億5000万円)で単年契約を求める「クオリファイング・オファー」を提示するとみられるが、有力選手は拒否するのが通例だ。
また移籍先の決定についてですが、通常ですとウインターミーティングで本格的な交渉が行われますので、12月上旬には大谷翔平選手が来年どのチームのユニフォームを着るのか決定すると思われます。
他球団との交渉は6日以降となり、12月4日(同5日)から7日(同8日)までテネシー州ナッシュビルで開催されるウインターミーティングで本格化するのが恒例。全球団の球団幹部や代理人らが一堂に会する同期間中に新たな契約がまとまる見込みとなっている。
大谷翔平選手がドジャースに移籍する確率は?
大谷翔平選手の移籍先候補ですが、現在有力視されているのがロサンゼルス・ドジャースです。
全30球団が大谷翔平選手に対して興味を持っているかと思いますが、実際に獲得に向けて動く球団は10球団と見られています。
その中でも特に本命のドジャースを筆頭に、ヤンキース、マリナーズ、パドレス、ジャイアンツなどが候補先として挙げられています。
各メディアが配信している記事を見ますと大方の予想がドジャースへの移籍が濃厚との見方が多く見受けられる一方で、エンゼルスへの残留の可能性もあり、ドジャース移籍かエンゼルス残留かの二択ではないか?という予想が多いようです。
実際にドジャースへ移籍する可能性としては40~50%ぐらい、2分の1ぐらいの可能性のようですね。
パドレスやジャイアンツ、メッツなどとの争奪戦になるとしながら、ドジャースを「最有力候補」としたトリビオ氏。獲得する可能性は何%かと尋ねられると「45~50%だと思う」と回答した。
ただし、あくまで現時点での可能性ですので、実際にどの球団になるのかはこれから先の交渉次第によっては二転三転する可能性もあるかもしれませんね。大谷選手自身が移籍先の話題に一切触れていませんが、これだけ世間で話題になっている今、どのような心境で毎日を過ごしているんでしょうね?
大谷翔平選手がドジャース移籍の可能性が高い理由
それでは、大谷翔平選手が2分の1の確率でドジャースに移籍する可能性が高いと言われている理由について詳しく見ていきたいと思います。
ドジャースがプレーオフ常連チームであること
大谷選手がドジャースに移籍する可能性として一番大きな要因はやはりチーム力だと思います。実際に大谷選手は勝ちにこだわりたいという気持ちが強いとコメントを残しています。
大谷翔平選手がエンゼルスに入団してから6年間、1度もプレーオフに出場する事ができませんでしたが、その間ドジャースはその6年間すべてプレーオフに出場しています。孤軍奮闘の活躍を見せてきた大谷翔平選手ですが残念ながら一人の活躍でプレーオフに進むことは叶いませんでした。
ナ・リーグ西地区のドジャースは2021年こそ1ゲーム差で地区2位となったが、2013年から昨年までの10年間で9度の地区優勝、10年連続プレーオフ進出を誇る名門だ。毎年優勝争いに加わり、資金力も球界トップクラス。エンゼルスの本拠地アナハイムからほど近いロサンゼルスの球団とあって、大谷獲得の“最有力候補”の一つと見られている。
ファンとしても大谷翔平選手がプレーオフでの試合や、リーグチャンピオン・にワールドチャンピオンを掛けて戦うプレーを見たいところですので、勝てるチームを選択してほしいですね!
ドジャースは選手へのサポートが厚い
ドジャースはクラブハウスには試合後フルコースの豪華な夕食がバイキング形式で用意されるそうです。
また実力のある選手に対して球団は何でも対応してくれるという、選手にとって安心してプレーに集中できる環境が用意されているそうです。
「クラブハウスには試合後、フルコースの豪華な夕食がバイキング形式で用意されるんです。私は和食を食べさせてあげたいので夫は利用しませんでしたが、ぜひ味わってほしいですね(笑)。それからビジター戦に行くためのチャーター機には、家族はもちろんフィアンセも同乗できますよ」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/ec540944e83ccd17b3275e2ceed4f17624f6c16c
大谷翔平選手の肘の手術を担当したスーパードクターがいること

大谷翔平選手が一度目の肘の手術を執刀したのがスーパードクター「ニール・エルアトラッシュ医師」です。
今回の手術に関しては詳細が公表されておらす、トミー・ジョン手術ではなく、新しい技術「インターナル・ブレース」を使った手術ではないかと噂されています。
新しい技術だけに、今後大谷翔平選手のリハビリは慎重に行われると思いますが、ドジャースのチームドクターを兼務しているエルアトラッシュ医師が近くにいる事はとても心強いのではないかと思います。
大谷の肘の手術を担当した“スーパードクター”ことニール・エルアトラッシュ医師は、ロサンゼルスを拠点としているだけでなく、ドジャースのチームドクターも兼務している。
引用:https://wpb.shueisha.co.jp/news/sports/2023/10/25/121046/
仮に大谷翔平選手が東海岸のチームでプレーする事になると、ロサンゼルスから飛行機で片道5時間以上をかけて定期的なリハビリを行う事は不可能と思われます。
多くのアスリートがエルアトラッシュ医師の手術と術後のリハビリを頼んでいる名医ですので、同じロサンゼルスに拠点を置いている事は環境的にもドジャースを選択する理由の一つとしては大きいのではないかと思われます。
エンゼルスには長期高額選手との契約が残っており金銭的に厳しい
エンゼルス残留が厳しい理由として、現在のエンゼルスの契約選手の状況が大きいと思われます。
レンドン選手やトラウト選手など高額で長期契約をしている選手が多く、そのような状況の中で大谷選手に対して他球団が提示してくると思われる10年750億円という金額を支払うだけの資金力はエンゼルスには厳しい状況です。
「一時は、残留ムードもありましたが難しいでしょう。エンゼルスは今季、大幅な戦力補強をしましたが、怪我人が相次ぎ、プレーオフに進出できませんでした。金銭的にも限界です。怪我で今季わずか43試合しか出場していないレンドンには、2024年から2026年までの3年間で約170億円を払わなければいけないし、チームの顔でありながら3年連続で怪我をしているトラウトにも、2030年までの7年間で約372億円を払う必要があります。そういう状況下で、エンゼルスが大谷に対して750億~800億円とされる大型契約を提示することは無理。移籍は間違いないですよ」(現地記者)
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/ec540944e83ccd17b3275e2ceed4f17624f6c16c
逆にドジャースは資金が潤沢で大谷翔平選手側が望む金額を支払う事は可能です。
プレーオフ常連チームのドジャースですが、その先に駒を進める事ができず苦戦を強いられており、是が非でも大谷翔平選手を獲得したい意思が強いですので、ある程度の金額UPについては要求を受けれる準備はできていそうですね!
本拠地が慣れ親しんだロサンゼルスであること

大谷翔平選手がドジャースを選択する大きな理由としては、やはり6年間生活をしてきたロサンゼルスを出る必要がないということでしょう。
ロサンゼルスはアジア系の人口が多く、住みやすい土地ですので、やはり慣れ親しんだ環境を変える必要がないのは大きな要因ではないでしょうか?
ドジャースタジアムは、エンゼルスの本拠地アナハイムから約50kmの距離にあり、大谷は6年間を過ごして慣れ親しんだ環境にとどまることができる。
引用:https://wpb.shueisha.co.jp/news/sports/2023/10/25/121046/
エンゼルス残留の可能性は?
ここまでドジャースへの移籍の可能性について解説してきましたが、6年間プレーをしてきたエンゼルスに残留するという選択もあると思います。
大谷翔平選手が大型提示金額を断ってエンゼルスに残留する可能性についても見ていきたいと思います。
「恩」を大切にする大谷翔平選手
大谷翔平選手がエンゼルスに残留する大きな理由としては、何と言っても6年間エンゼルスでお世話になった「恩」ではないでしょうか?
6年前にエンゼルスに入団した時、周囲からは投手と打者の二刀流は不可能だと言われ、中々結果が出ない時期もありましたが、エンゼルスは大谷翔平選手の意見を尊重し、ぶれる事なく二刀流での起用を続けてきました。
結果、大谷翔平選手は二刀流として活躍しMLBで大きく花開く事ができましたので、そのエンゼルスに対しての恩は大きなものだと思います。
「二刀流を受け入れてくれたエンゼルスに対しての恩はあると思います。二刀流での起用が契約条件に入ってくるはずなので、希望が叶う環境があることと、恩返しの意味も込めてエンゼルスに残るのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
情に厚い大谷翔平選手ですから、契約金云々よりも、エンゼルスから受けた恩、強いチームで上を目指したい、という部分で一番悩んでいるのではないでしょうか?
他の日本人メジャー選手の動向
大谷翔平選手は6年前にメジャー移籍の際に、日本人選手がいないチームを条件としていました。
今季前田健太選手、藤浪晋太郎選手が既にFAとなっていますが、特にオリックス・バッファローズからメジャー挑戦を表明している山本由伸選手の動向が大きく影響を与えるのではないかと言われています。
ドジャースは山本由伸選手に対しても強い関心を持っていますので、山本由伸選手獲得に大きく動く事があるようでしたら、大谷翔平選手は他球団もしくはエンゼルス残留を選択する可能性が高いと思われます。
「WBCでも活躍したオリックス・バファローズの山本由伸投手が来シーズンからメジャーに挑戦する線が濃厚で、ドジャースも獲得を目指すと思われます。大谷選手はメジャー移籍した際、“日本人選手がいないチーム”を条件にしていたよう。ドジャースが山本選手を獲得する可能性が高くなれば、大谷選手はエンゼルスを選ぶかもしれません」
ロサンゼルス・ドジャースはどんなチーム
この投稿をInstagramで見る
大谷翔平選手の最有力移籍先候補として挙げられているロサンゼルス・ドジャースですが、野茂英雄さんが日本人投手として初めて海を渡った時に所属していたことで日本人には馴染みの深いチームではないかと思います。
それではロサンゼルス・ドジャースというチームについて簡単に紹介したいと思います。
ロサンゼルス・ドジャースとは?
ドジャースはロサンゼルスに本拠地を置くチームで、1883年に球団が発足し現在までの間にワールドシリーズで7回優勝、リーグ優勝は24回と非常にメジャーリグの歴史の中でも屈伸の強豪球団です。
またアメリカ経済誌「フォーブス」の発表によると、球団試算評価で1位はヤンキースですが、2位はドジャースと発表されており、資金力がある球団であることが分かります。
大谷翔平選手が今後ワールドシリーズ制覇を目指すためのチームとしてはうってつけのチームである事は間違いないですね!
過去在籍していた日本人選手は
野茂英雄さんを始め数多くの日本人選手が過去にドジャースに在籍していました。
- 野茂英雄(1995年~1998年、2002年~2004年)
- 石井一久(2002年~2004年)
- 木田優夫(2003年~2004年)
- 中村紀洋(2005年)
- 斎藤隆(2006年~2008年)
- 黒田博樹(2008年~2011年)
- 前田健太(2016年~2019年)
- ダルビッシュ有(2017年)
- 筒香嘉智(2021年)
こうして見ると本当に多くの日本人選手がドジャースに在籍していたんですね!
まとめ
以上が、大谷翔平選手がドジャースに移籍する可能性が高い理由、エンゼルスに残留をする可能性とその理由について詳しく説明してきました。最後に簡単にまとめてみます。
- 大谷翔平選手は日本時間7日より他球団と交渉がスタートする
- 大谷翔平選手がドジャースに移籍する可能性は40~50%ぐらい
- ドジャースがプレーオフ常連チームでワールドチャンピオンになれる可能性が高いこと
- 大谷翔平選手の肘の手術を担当したドクターがドジャースにいること
- ドジャースが同じロサンゼルスで慣れ親しんだ環境であること
- エンゼルス残留の可能性はチームへの“恩”と他の日本人選手の動向により残留の可能性がある
日本だけでなく世界中が注目する大谷翔平選手のFAですが、これから各球団と交渉が行われる度に連日ニュースの一面になることでしょう。
ファンとしては勝てるチーム、ワールドチャンピオンを狙えるチームで活躍する事を期待しますが、どのチームのユニフォームを着ても、大谷翔平選手が笑顔で楽しそうに野球をプレーをする姿を来年も楽しみにしたいですね!