2023年のシーズンではエンゼルスの選手がホームランを打つたびに日本製の兜をかぶるパフォーマンスが披露されました。
これはホームランセレブレーションという本塁打を祝う儀式だそうです。
この記事ではなぜエンゼルスではホームランを打った選手に兜をかぶせるのか?その兜はどこで作られたものなのか?大谷翔平選手がFAで他のチームに移籍になった場合、来シーズンからはどうなるのか?などについて詳しく解説していきたいと思います。
目次
エンゼルスがホームラン時に兜をかぶるのはなぜ?
MLBでは、選手がホームランを打った時にホームランを祝う儀式として“ホームランセレブレーションパフォーマンス”が行われます。
それではエンゼルスがホームランセレブレーションパフォーマンスに兜をかぶるにようなった経緯について見ていきたいと思います。
ティム・バス氏の提案で決まったホームランパフォーマンス
画像引用元:日本経済新聞
シーズン開幕前に、エンゼルス内でホームランを打った際のパフォーマンスをどのようにするか会議が行われたそうです。
クオリティ・コントロール・コーチのティム・バス氏が「兜をかぶる」提案をし、大谷翔平選手にもお伺いがあり承諾を得て通訳の水原一平さんが準備したそうです。
兜をかぶせる案はクオリティ・コントロール・コーチのティム・バス氏を中心に球団が発案。大谷の承諾を得た上で水原通訳と甲冑などの販売を手がける小売店がやり取りし、中央に獅子があしらわれた兜は海を渡ったという。
引用:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/04/08/kiji/20230408s00001007263000c.html
ちなみに、ホームラン王に輝いた事もあり大谷翔平選手がよく兜をかぶっているイメージがあると思いますが、エンゼルスで最初にこの兜をかぶった選手はマイク・トラウト選手でした!
2023年当初は麦わら帽子だった?
画像引用元:サンスポ
当初、ビジターの試合では「麦わら帽子」をかぶってホームランパフォーマンスを行っていたようですが、本拠地開幕戦に合わせて兜が用意れ、恒例パフォーマンスなったようです。
今季はこれまでNBA昨季王者・ウォリアーズのロゴ入り麦わら帽子。本拠開幕戦のこの日、ベンチに用意されていたのは日本の家庭で端午の節句に飾られる「兜(カブト)」だった。
引用:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/04/08/kiji/20230408s00001007263000c.html
兜はどこで作られている?
エンゼルスのホームランセレブレーションパフォーマンスで使用されている兜は当然と言えば当然ですが、日本製です。それでは、この兜がどこで作られているか見ていきたいと思います。
兜は鹿児島県薩摩川内市の企業が製造
エンゼルスで使用されている兜は「甲冑工房丸武」という会社が製造しています。
元々、釣りざおメーカーとして1958年に創業された会社ですが、1973年に趣味が高じて甲冑のレプリカ製造に転業したそうです。
35人の職人さんによる金属や布、金箔など様々な材料を用いて作られており、多くの映画やドラマでも使用され、国内の8割以上のシェアがあるそうです。
兜は、鹿児島県薩摩川内市の「 甲冑かっちゅう 工房丸武」が製造しており、田ノ上智隆社長(43)は「打ってくれてうれしい。とても名誉なこと」と喜んでいる。
引用:https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230419-OYTNT50063/
兜はいくらするの?
兜の値段は33万円で胴や小手などを含めると一式で77万円するそうです。
兜は特に日本の武将の甲冑がモチーフになっているわけではなく、丸武産業が半世紀前からつくっているオリジナル品の甲冑だそうです。
重さは2kgあるそうですで、ホームランを打った後に簡単にかぶっていますが、結構重くて大変かもしれませんね。
製造したのは甲冑工房丸武産業(本社:鹿児島県薩摩川内市)で兜や胴や小手など一式では77万円(税込み)だが、兜のみは33万円(同)。同社のスタッフはスポニチの電話取材に応じ、「有名武将の甲冑がモチーフではなく、オリジナルの甲冑です」と説明する。
引用:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/04/08/kiji/20230408s00001007263000c.html
ふるさと納税の返礼品に!
エンゼルスでホームランパフォーマンスに使用されている兜ですが、製造会社のある鹿児島県薩摩川内市のふるさと納税の返礼品として取り扱われているそうです。
寄付金100万円の返戻品となりますが、結構申込される方がいるんですね!!
楽天サイト:https://item.rakuten.co.jp/f462152-satsumasendai/10002194/
エンゼルス大谷翔平選手らの「ホームラン兜(かぶと)」は、製造元のある鹿児島県薩摩川内市の「ふるさと納税」の返礼品となっている。18日から寄付金100万円で対象となり、担当の同市観光物産課によると同28日現在で7件の申し込みがあったという。
大谷翔平選手移籍した場合、兜の儀式はどうなる?
画像引用元:讀賣新聞オンライン
今シーズン兜のホームランセレブレーションパフォーマンスで一躍有名になった“兜”ですが、気になるのは大谷翔平選手がFAで他チームに移籍になった際にどうなるかです。
この兜のパフォーマンスは二刀流で活躍する日本人の大谷翔平選手に対して提案されたものでしょうから、大谷翔平選手がエンゼルスを去った後、エンゼルスで兜を使ったパフォーマンスをすることはないかと思います。
また大谷翔平選手の移籍先チームで使用されるかどうかですが、こちらも元々エンゼルスの選手たちの意見を組み入れて兜を使用する案が出たものですから、移籍先でマネをして同じようなパフォーマンスをする可能性は極めて低いと考えられます。
現時点で大谷翔平選手がFAで他チームに移籍する可能性がかなり高そうですので、兜パフォーマンスは今シーズンで見納めということになりそうですね。
まとめ
以上が、エンゼルスの選手がホームランを打った時に兜をかぶせる理由や製造元、今後のパフォーマンス継続について詳しく説明してきました。最後に簡単にまとめてみます。
- エンゼルスがホームラン時に兜をかぶるのはティム・バス氏の提案によるセレブレーションパフォーマンス
- 兜は鹿児島県薩摩川内市の「甲冑工房丸武産業」で製造されている
- 大谷翔平選手がFA移籍をした場合、兜のパフォーマンスは終了する可能性が高い
史上初の5億ドルの壁を突破する契約内容での移籍になると連日報道されています。
大谷翔平選手を中心にMLBも動いていると言っても過言ではない状況ですので、どのチームに移籍しても大谷翔平選手に関係する新たなホームランセレブレーションパフォーマンスが見れるのではないでしょうか?
来シーズンのプレー以外のパフォーマンスにも注目ですね!